レンタル彼女PREMIUM

 

お客様が「主役」になれるひととき

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STORY of 大森碧

入店時からずっと人気を保つ大森碧だが、当初は真面目で丁寧すぎる接客ゆえに楽しいと思ってもらえず悩んだようだ。
お客様から楽しいと思ってもらいたいと心がけても、人から『嫌われたくない』という気持ちが強すぎて、丁寧に接する以外できなかった。
それほどまでに強い『嫌われたくない』気持ちをどう克服してきたのか、本人に話を聞いた。

いじめられっ子だった子供時代


私、子供の頃はいじめられっ子だったんです。
千葉の小さな田舎町で生まれ育ちました。
田舎って、小学校も中学校もだいたい生徒の顔ぶれが一緒で変わらないんです。
それなので、小学校の時にいじめに遭うと、中学校を卒業するまでずっと『いじめられっ子』のレッテルが貼られてしまうんです。
いじめの理由?
しいて言えば、体が小さいとか声が小さいとかでしょうか。
信じられないことかもしれませんが、閉鎖的な田舎町ではそういうことでもいじめの理由になってしまうんです。

いじめる側からしたら、理由なんて些細なものなのかもしれません。
もしかしたら、いじめている意識もないのかもしれません。
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けれども、いじめられた側はそのいじめがきっかけで『何か悪いことをしたかも』『私っておかしいのかも』と、常に自分を疑ったり自信をなくしてしまいます。
私もいじめを受けてからは、極力目立たないようにしようという気持ちが働いて、毎日ビクビクして過ごしていました。

学校に行くのが嫌になって、不登校になったこともあります。
けれども、根が真面目な優等生なので、学校を休んでいることがまたストレスになってしまって、嫌々ながら登校することになるんですが……。

毎日が本当に辛くて、自分を取り巻く色々なことが嫌になって、早く大人になりたいと思っていました。
現実逃避なんですが、大人になって東京に出て、皆が羨むような仕事に就きたいと想像したのです。
その時に憧れていたのは、女優さんやモデルさんでした。
そういった自分自身を活かしたお仕事をしていれば、いじめっ子たちが羨ましがって彼らを見返せると考えていました。
有名人になった自分を想像することで、辛い毎日を乗り越えていたのでした。

OLからレンタル彼女へ


学校ではずっと、真面目な子でした。
元々の性格なんだと思うのですが、決められたことはきちんとやらないと落ち着かないのです。
夏休みの宿題とかは新学期が始まる前に全部終わらせないと気が済まないし、決められたことやルールをきちんと守ることは当たり前でした。
それに加えて、目立たないようにしてきたので、道を外れないいい生徒だったと思います。
だからこそ、心の中で私が女優やモデルになりたいと思っていることは、友人たちには秘密にしていました。
そんなことを考えているのがバレたら、きっといじめが加速してしまいます。
それが分かっていたので、誰にも言えませんでした。

自分一人の胸の中にとどめていたこともあって、高校を卒業する頃にはそんな夢も忘れてしまい、周りの子達に流されるように進学をしました。
正義感が人一倍強いこともあって、法律関係の専門学校へ進んだのです。
警察のように公明正大さを求められる業種を目指していたのですが、なかなか内定がもらえず、最終的には一般事務に落ち着きました。
事務のお仕事は希望していた職種とは違っていましたが、毎日決まった業務を黙々とこなすもので、真面目な自分には合っていると思っていました。

特に不平不満もなく、人間関係も円満だったのですが、その平和が続くと地味な毎日が単調に感じるようになりました。
黙々とルーティーンをこなしているうちに、「私、なにやってるんだろう」と違和感を感じてしまい、それに気づいたらとたんに居心地が悪くなりました。
居ても立っても居られなくなって、次に何をやろうなんて考えてもいないのに、バタバタと会社を辞めました。
なぜだか急に、子供の頃に自分を活かした仕事をしたいと思っていたことを思い出したのです。
けれども、この時にはもう22歳になっていて、女優やモデルを目指すのはもう遅いと言われてしまいました。
そして、この年齢からでも自分を活かせる場所がないかと探したところ、レンタル彼女にたどり着いたのでした。

デビューは順調。けれどもすぐ壁にぶつかって


デビューしてすぐのお客さんの反応はすごく良かったと聞いています。
「こんなにお客様の反応がいいのは、お店が始まって以来初めて」とも言ってもらえました。
けれども、また会おうと約束していたお客さんと連絡が取れなくなってしまったり、楽しいと言ってくれているけれど、一緒にいてあまり楽しそうではないなと感じることが度々ありました。
そういうことが続くと、ちゃんとお客さんに楽しんでいただいているのか、自分と一緒にいて楽しいのか、自分自身を疑うことになります。
子供の頃にいじめられて、『何か悪いことをしたかも』『私っておかしいのかも』と落ち込んだ時の弱い自分が出てきてしまいました。
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自信がない時って、嫌われたくないから接し方がよりいっそう丁寧になるんですよね。
『お客さんだから失礼のないようにしないと』と思えば思うほどそつのない接し方になってしまって、お客さんとの距離が開いていっていました。
お客さんとの接し方が分からなくなって相談をしてみると、私の接し方は彼女という親しい間柄のコミュニケーションの取り方とは違うと言われて、益々どうしたらいいのかが分からなくなったのです。
学生時代のバイトで厳しく接客を指導されたこともあり、お客さんに折り目正しく接することはできたのですが、それとはどう違うのか分かりませんでした。

けれども相談や話し合いを繰り返すうちに、レンタル彼女というのは一方的にお客さんをもてなすものではなく、双方のコミュニケーションのやり取りを楽しむものだということを知りました。
つまりは、お互いに考えていることや好きな物を認め合ったり理解し合うことを楽しむという場です。
そつのない話や他愛もない話ばかりをしていては、お客さんのことも理解できないし私のことも理解してもらえません。
上辺だけの会話は相手を傷つけることはないので、お客さんは嫌な思いをすることはないかもしれませんが、面白くはありません。
それだから私とまた会いたいと思ってもらえず、ファンにもなってもらえないんだと考えて納得しました。

しかし、お客さんと昔から親しい間柄だったように接しようと思えば思うほど、私には難しく感じました。
なぜなら、親しい者同士の接し方が私には分からなかったのです。
子供の頃のいじめのせいで、初対面の人の前で『いい子』になる癖がついてしまっていて、感情を前面に出すことが苦手でした。
嫌われたくないという意識が働くと、どうしても無難な受け答えをしてしまったり、本心を押し殺して相手に合わせてしまうのです。
お客さんの中には、自分を一切否定されたくないという人もいるので、そういうお客さんであればいいのかもしれません。
けれども、コミュニケーションを楽しむものであれば、お客さんに合わせているだけではお客さんも楽しいと思ってくれません。
ファンの方々に楽しんでいただくことを考えると、自分の殻を破らなければいけませんでした。

『いい子』の殻を破って


いい子の殻を破れない間は、ひたすらお客さんの話をよく聞きました。
始めたばかりの頃は、何でもいいから何かしゃべらないといけないと思っていたんですが、そうすると相手に意識がいかなくなると言われたので、何もできないのであればお客さんの話をしっかり聞こうと思ったのです。
それは消極的な接し方かもしれませんが、話をよく聞くことでお客さんの本音がぽろっとこぼれたり、あっさり聞き流してはいけない部分が分かるようになってきました。
そして、それが分かると、お客さんが言葉にしにくい本音が見えてくるような気がしました。

私もそうなのですが、お客さんの方でも初めのうちはいい人の仮面をつけている人が結構いるんです。
嫌われたくないという気持ちが強いあまり、いい人を演じてしまうようでした。
けれども、本当はいい人でいたいわけではないし、いい人を演じてしまう自分のことが嫌だと思っているのは、接していてすごく分かります。
私のように辛い思いをしている人が世の中にはこんなにいるんだと分かると、なんとかしてあげたい気持ちがこみ上げてきました。

それまでは『こんなことを言って嫌がられないかな』と、傷つくことを恐れて何も言えなかった自分だったのに、『元気になって欲しい』という一心から、お客さんの気持ちに寄り添うような会話や接し方ができるようになってきました。
すると、不思議なことに「また会いたい」とファンになってくれるお客さんが急に増えたのです。
人と上辺で接していた時には、得られない嬉しさがありました。
それからです、いい子の自分だけではなく、色んな自分を人に見せられるようになったのは。
私がおかしなことを言ったりやったりすることで人から笑われるなんて、以前では考えられないことでした。

ところが、いい子の殻を破ることができると、自分のトラウマやコンプレックスがネガティブなものと感じなくなりました。
『完璧な人なんていない』『ダメなところって誰でもあるよね』と、自分自身を肯定することができるようになったのです。
私は絵が下手なんですが、思い切ってそれを公表したところ、その絵の下手具合が逆にウケてしまい、『画伯』というニックネームがついてしまったほどでした。
自分がコンプレックスに感じていることでもあっても、自分で思っているほどダメじゃなかったり、ウケたりするものなんだなと意外に感じました。
そうやって自分を解放することで心はフリーになるし、ダメな自分を受け入れたり受け入れてもらうことで、ずいぶん心が広くなったと思います。

自分自身を活かす仕事に就いて


私自身、レンタル彼女になる前は人間不信なところがすごくありました。
けれども、仕事を通じて自分自身と向き合った時、なぜ自分が人間不信なのか、なぜ傷つくことに敏感なのかを知ることができました。
すべての原因は、子供の頃のいじめだということが分かった時、心の奥に凝り固まった何かがふっと溶けたような感覚になりました。
不思議ですね。
何も解決していないのに、原因が分かっただけで気持ちが軽くなるんです。
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それまで『嫌われたくない』という気持ちしかなかったのに、急に『どう思われても平気』『笑われても恥ずかしくない』という気持ちになれるんですから。

子供の頃からずっと息苦しさを感じていたというのに、自分自身を解放できた今はすごく生きやすくなっています。
やはり、偽った自分や取り繕った上辺だけの部分をいくら評価されても嬉しくはないと思います。
それよりも、自分の感覚や感情に任せて言ったりやったりしたことをいいと言ってもらえると、すごく自信になるんです。
だからこそ、以前の私と同じように人に嫌われたくないという気持ちが原因で本音で接することができないと悩んでいるお客さんがいたら、私みたいに変わることができるんだってことを知ってもらえたら嬉しいです。
私の前だけでもいいから、周囲からどう思われるかなんて忘れて、楽しい時間を過ごして欲しいです。
子供の頃になりたいと思った女優やモデルにはなれませんでしたが、自分を活かすお仕事だと考えたらレンタル彼女以上のものはないのかなと今は思っています。

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