レンタル彼女PREMIUM

 

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STORY of 篠原未希

『明るくて行動力がある』『嫌な顔一つせず引っ張って行ってくれる』――。
篠原未希と接したことのあるお客様は、口々にそう感想を述べるだろう。
しかし、そのイメージとは真逆なことに、青春時代のほとんどは病床にあって、常に人の顔色を伺う子だったという。
自分のことを『八方美人だった』という篠原未希が、誰からも好かれる積極的なキャラに変わったのはなぜなのか、話を聞いた。

両親の望む子供になろうとしていた


私は二人姉妹の長女として育ちました。
両親共にとても厳しい人で、とくに躾や学校の成績に関しては、「ああしなさい」「こうしなさい」と、干渉が過ぎるほどでした。
妹に対してはそれほど口うるさくもないので、長女だからなのかもしれません。
家では親に従順なおとなしい子供でいることを、世間に出たなら聡明で優しく思いやりのある子供でいることを求められていました。
両親の期待に応えないといけないと思い、私は勉強を一生懸命頑張って、自分なりにいい成績を残しました。
ところが、両親からは褒めてもらえるどころか、「〇〇ちゃんは1位だったのに、なにやっているの」と叱られるばかり。
もちろん両親の期待に応えたいと、私は勉強に手を抜かないように必死になりました。
それでもやはり、すべてにおいていい成績を残すのは難しく、結果が伴わないこともあります。
両親が思い描くような、『何においても優秀な子供』になれないことにひどく落ち込み、自分はダメな子なんだと思う気持ちが日々強くなっていきました。
また、この頃家では子供の教育方針を巡って両親の喧嘩が絶えませんでした。
この喧嘩の原因になっているのは私なんだと思うと、何に対しても自信がなくなっていきました。
自分の言動が両親を怒らせてしまうと知って、家でも気持ちが休まることはありませんでした。
人と会話をする際にビクビクするようになってしまい、人の顔色を伺うことが癖になりました。
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そんな心休まることのない日々を忘れさせてくれたのが、ディズニーの存在でした。
はじめは、ディズニーが創るお話やアニメの楽しさに魅せられました。
主人公が一生懸命頑張っていたり、やがてその努力が報われたりするところに共感を覚えたのはもちろんですが、 そこに魔法やお城やドレスといった、女の子の憧れるものがたくさん詰まっているのです。
夢のようなお話の世界にひたることで、辛い現実を忘れることができたのでした。
また、友達と一緒にディズニーランドへ行くような年齢になると、ディズニーランドはただの夢の国ではないことに気づきました。
夢の国という素敵な魔法のかかった場所なのではなく、そこで働くキャストさんたちが魔法をかけようと努力をしているのです。
そのことに気づいてから、私にとってディズニーランドは特別な場所になりました。

突然の病魔に襲われて


中学生になると、親の勧めで剣道部へ入部しました。
スポーツでありながら礼儀が身に着く武道は、私の性に合っていてすぐに夢中になりました。
ところが、中学2年生の時に試合前に突然倒れてしまい、それから私は病院へ入院することになりました。
どうして具合が悪くなったのか、その理由は検査をしても解明できず、中学を卒業するまでほとんどベッドの上で過ごしました。
毎日学校へ行くことは今まで当たり前の日常だったのに、学校にすら行くことができないことを知ると、ひどく落ち込みました。
人と同じことができない自分は生きている価値なんかないんじゃないかと、毎日自分を責めていました。
いっそのこと死んでしまいたいと何度も思い、泣いて暮らしました。
学校に通えなくなると、学校の友人や剣道部の仲間とは疎遠になり、私は小さなベッドの上でひとりぼっちでした。
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義務教育を卒業すると、あまり通学しなくても単位が取れる通信制の高校へ進学しました。
相変わらずベッドの上での生活が主でしたが、中学生の頃よりは体調もよくなり、週に数日は学校へ登校することができるようになりました。
病状のひどかった頃、ベッドの上の楽しみといったら親から与えられた本を読むことと音楽鑑賞くらいでした。
それなので、学校にある図書館に自分の足で行き、自分の好きな本を選べることは大きな喜びでした。
「次はどんな本を借りよう」と考えるだけでワクワクして、そこで借りた本やCDを読んだり聴いたりすることに夢中になりました。
原因不明の病気を抱えている自分の将来に不安があるからこそ、本や音楽の世界に浸ることで、夢を見ることができたのです。
恋愛も結婚も自分には無縁だと諦めていたのですが、それでも恋愛や結婚に憧れたり夢を見る気持ちは止められません。
図書館で借りたたくさんある恋愛系の本を読むうちに、ブライダルに関われる仕事があることを知りました。
そして、よく調べてみると、私が大好きなディズニーでブライダルの仕事に就けることが分かり、自分に結婚は無理であっても、せめて人の結婚を応援したいと強く思うようになりました。
夢を強く持ったおかげで、くじけることなく高校を卒業することができ、ブライダルの勉強ができる学校へと進学をしました。

思い描いていた夢に破れて……


夢ができたせいなのか気持ちも前向きになり、高校を卒業して短大に入学をする頃には、普通の生活ができるようになっていました。
体力も回復し、学校の往復にも慣れると、バイトを始めることにしました。
ディズニーでブライダルの仕事をするために、まずは学生のバイトとして関わることしたのです。
バイトとはいえ仕事にやりがいを感じていましたし、仕事は辛いことも多かったのですが、就職したい一心だったこともあり、情熱がありました。
けれども残念なことに、一度きりの新卒の入社試験に合格することができませんでした。
夢は破れてしまったのです。
しばらくそのままバイトを続けていたのですが、入社試験は新卒しか受けられないため、どうあがいても望んでいた社員にはなれません。
しかし、辞める理由もなくバイトとしてズルズル働いていたのですが、ショックを隠して笑顔でいることにだんだん疲れてきてしまいました。
仕事の夢が破れたショックにはじまって、自分の今までの人生にも嫌気がさしてしまったのです。

病気は治ったというのに、病気をして一人でベッドにいる時のような気分でした。
両親の顔色をうかがうために自分の感情を殺したり、周囲の人の機嫌を取るために自分を曲げることに抵抗を感じるようになりました。
子供の頃はそうまでして『いい子』でいないといけないと思っていました。
そうしないと両親がガッカリするし、病気のせいで親しい友人がいなかったので、誰からも好かれるキャラを演じていたのでした。
しかし、社会人になり自分の力で生きて行ってもいいんだと知ると、人前で自分の気持ちを偽ることが辛くなってしまいました。
自分らしく振舞えて、自分の個性を活かせる場所がないかと思っていたところに、レンタル彼女と出会ったのです。

はじめは「こんなサービスがあるんだ」と驚きましたが、次第に私もやってみたいと思うようになりました。
なぜなら、サイトを見れば見るほどキャストのみなさんが活き活きしていて、私も自分のやっていることに誇りを持てるようになりたいと感じたからです。
けれどもその一方で、私には人に誇れるものは何もないと思っていました。
『このままではいけない』という焦りと、『私には無理』という自信のなさで押しつぶされそうになりながらも、私も輝きたいと藁をもつかむ気持ちで面接に挑みました。
失敗できないという気持ちが強かったからでしょう。
実は面接が始まった瞬間から泣き出してしまい、自分のいいところなど一つも出せなかったのですが、なぜか採用してもらえることになりました。
私がずっと苦しんでいた八方美人もすぐに見抜かれてしまったのですが、逆にそのせいで自分を偽る必要はないと安心することができました。
本当の自分を分かってもらえて、さらに受け入れてもらうことは、こんなに心が軽くなるのかと思ったほどです。

テーマは、本当の自分を取り戻すこと


レンタル彼女はお客様と接するお仕事ですが、上品で丁寧に接したり、きめ細やかなサービスを提供するものではありません。
もちろん、接客に関するマニュアルもありません。
相手を思って優しい気持ちで接することは大切ですが、お客様は私を選んで会いに来てくださるので、 私だからこそ言えることややれることをお客様の前で出すことができないと、喜んでいただけないのです。
1-s もちろん、デビューしたばかりの頃は失礼のないよう接することで頭はいっぱいでしたし、長年染みついた八方美人はなかなか抜けません。
お客様の前だけではなく、プライベートでの人との接し方から変える必要がありました。
自分らしく振る舞うというと楽しそうに感じるかもしれませんが、人から好かれることを考えて行動していた私にとって、 本心に基づいて行動したり発言したりすることは、それはそれで難しいことでした。
今でもどうしたら自分らしいと思えるのかは調整中ですが、明るく笑って、感じたことを言える自分というものを上手に出すことができた時は、 やっと私らしく生きているという気持ちになって、開放的な気分を味わうことができています。

きっと、私のように自分を偽って周囲に合わせている人も少なくないのではないでしょうか。
本当の自分を押し殺して生きることが辛いことは、私もよく分かります。
そして、辛いと分かっていながらもそれを止められない事情があることも分かります。
世の中に、そんな風に苦しんでいる人がいたなら、せめて私と一緒にいる時は素の自分で過ごすことができるような環境を作ってあげられるような人になっていきたいです。
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